2009年4月 7日 (火)

目指せ!“べき乗”飛躍

オススメ本 No52 『海馬』

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海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス) Book 海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)

著者:池谷 裕二,糸井 重里
販売元:朝日出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

1、年をとると物忘れが増える
2、30歳を過ぎると頭が良くなることはない
3、脳は疲れやすい
4、天才は生まれつき
5、“考える”ことは自由だ

この中で正解はいくつあるでしょうか?
ピ・ピ・ピ・ピ~ン!
さあ、答えは・・・ゼロです!
どうですか?たった5つのこの項目だけでも常識と思っていませんでしたか?

脳についてこのような間違った思い込みがいっぱいあることを、この本は教えてくれます。
脳ってまだまだ98%は解明されていないそうですよ。
それだけ、可能性もたっぷり残っているということです。

生きている間に脳を使いきることができた人、それが“天才”なのかもしれません。
そしてその可能性はあなたにもあります。
脳の神経は新しい刺激に対して“べき乗”で増えていくそうです。
“べき乗”というのは2の何乗という掛け算です。

たとえばAという新しいものを知ったとします。このときを1とすると、ふたつめのBを覚えたときは1+1で2・・・ではないんですね。
AとBそして、AからみたB、BからみたAというふうに4に増えるわけです。
つまり2の2乗です。

1つ知ったら1、2つ知ったら4(2の2乗)、3つ知ったら8(2の3乗)・・・そうしていくと10個知ったとき、なんと1000を越えるんです!
20個知ったら・・・なななんと100万を超えます!

どうです!?この成長率!
天才なんてあっと言う間になれそうな気がしてきませんか

脳は疲れないんですって。
脳細胞は減るには減るけど、充分余りがでるくらいの数があるんですって。
だとしたらもう、言い訳はできませんね。
使ってないのは、あなたの問題です(笑)。

脳を使いきる方法の第一歩は“新鮮な刺激を与え続けること”だそうです。
あなたの毎日に新鮮な刺激はありますか?

by ぢゅんた

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2009年3月30日 (月)

心の平和を生むもの

オススメ本 No51 『聖☆おにいさん』

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聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC) Book 聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

著者:中村 光
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ずるい!ずるいよ~!!
ブッダとイエスが有給休暇で下界にバカンスだよ!
安アパートに二人で暮らして、家賃をやりくりしながらだよ!
面白くないわけないじゃん!
笑わないわけないじゃん!この設定!
作家、ずるいよ~。

というのが一巻を読み終わったときの感想でした。
しかし!2巻目に入ると

そうですよね。いつもお忙しいお二人、たまには息抜きも必要ですよね。
いつも人助けばかり。
ご自分の楽しみを叶えられるのが唯一、下界でのバカンス。
どうぞ思う存分お楽しみ下さい。

と、もうすっかり感情移入しちゃって、お二人がいまも立川でバカンス中と信じて疑わない“信者”のように心持ちが変わってしまったから不思議です。

ただのコメディマンガではなく、読めば読むほど深い・・・。
そして“ブッダとイエスがこんなに仲が良いのに、人間が宗教戦争なんてやってる場合じゃないだろう!”と思えるところがいい。

このところ、“宗教って”“心の平和って”と思うことが続いていたので、この本に出逢って救われた気がしました。
このわたしの気持ちがお二人の給料に反映されますように(マンガを読むとわかるギャグです^^)

by ぢゅんた

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2009年3月27日 (金)

“和”を作る食

オススメ本 No50 『マワリテメクル小宇宙』

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暮らしに活かす陰陽五行☆マワリテメクル小宇宙☆ 暮らしに活かす陰陽五行☆マワリテメクル小宇宙☆

販売元:おおばこ
楽天市場で詳細を確認する

“和を持って尊しとなす”
この言葉は聖徳太子の十七条憲法の言葉ですが、この意識はずっと昔から日本人の心に息づいているものでした。

“和”は禾(のぎへん)に口と書きます。
禾本科(イネ科)の植物を口にすると、心が和やかになりますよ、という意味が込められているそうです。

全てを丸く治める、一緒に幸せになる、そんな気持ちを大事にしたいならぜひお米中心の食生活にしましょうね!

この本はことあるごとに出してきて読んでいる本です。
赤線をいっぱいひいて、参考書のようになっています^^。
かといって難しい本ではなく、日常の自分と照らし合わせたり、すぐにでも取り入れられるアドバイスが載っていたり、精神の向上と実践、両方のバランスのとれた本です。

表紙もかわいいので、一家に1冊オススメです。

by ぢゅんた

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2009年3月23日 (月)

志高く生きる

オススメ本 No49  『愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道』

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 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

友人に教えてもらって読んだ一冊です。

主人公、西村久蔵が周りの人々に与えた影響はとても大きい。
西村に会ったことがある人はだれもが一生忘れないような心触れ合う出逢いと言っています。
それと同じくらい、この本を読んだ人にも何か感じるところが大きいのではないかなと思います。

キリスト教徒、熱血教師、経営者、戦地経験者、そして男であり、父である西村。
読む人によってそのどの部分に惹かれるかは違うかもしれないけど、読んでいる間中「じゃあ、こんなとき自分はどう思う?」「自分だったらどうする?」と何度もわが身を振り返り自問自答することになると思う。

とことん人のために尽くす西村は決して体の丈夫な人ではなかったようです。
心臓に欠陥を持ち、肩で息をするようにしながら、最後まで人のために駆けずり回った人。
そしてこの人の人生を描こうとした三浦綾子さんは、このとき、病床でペンを握れないほどに弱っていて、夫に口述筆記で書いてもらう状態だったそうです。

人一人ができること、人一人が生きること。
もっと深くもっと熱く感じながら生きていきたいと思いました。



by ぢゅんた

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2009年3月11日 (水)

ていねいに・・・ていねいに・・・

オススメ本  No48  『食と向きあう、ていねいな暮らし 11人の日々ごはん』

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11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS) Book 11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS)

販売元:オレンジページ
Amazon.co.jpで詳細を確認する


レシピ本が好きです。
でも「これだ!」と思う本にはなかなか出会えません。
ただおいしそうでも、ただ簡単そうでも、ただ見栄えがよさそうでも、何か違う。

そこに作り手の生き方、生活の仕方、信念が見えないと。
と、思っていたら出会いました!

本屋さんに行き、引き寄せられるように足が動き、本棚の中の背表紙と目が合い、小さな火花が散るような・・・そんなフィーリングが合う本との出会い、至福です。

食事は毎日繰り返される日常の出来事です。
加えて命や心を整えることでもあります。
そんな“食”に対して、志高く生きている方たちの姿がここにあります。

作り手の笑顔が、出来上がった料理の誇らしげに胸を張っている姿が眩しい一冊です。




by ぢゅんた

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2009年3月 6日 (金)

空気感

オススメ本 No46 『かもめ食堂』
       No47 『わたしのマトカ』
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かもめ食堂 (幻冬舎文庫) Book かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者:群 ようこ
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

わたしのマトカ Book わたしのマトカ

著者:片桐 はいり
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

行ったことはないけど、そこに暮らす人たちの息遣いがわかりそうな場所ありませんか?
映画などでふっと出てきた景色になつかしさを感じることありませんか?
主人公が口にする食べ物の味や香りが、ありありと浮かぶこと、ないですか?

わたしにとってそんな映画が『かもめ食堂』でした。
映画自体、DVDで何度も観るのですが、2時間テレビの前に座る時間がいつもあるとは限らないですよね。
そんなとき手に届く範囲で自分のペースで浸ることができるのがこの2冊です。

“空気感”とでもいうのでしょうか?
自分の暮らしている実生活と本の中がところどころ重なり、心地よい空気に包まれる。
そんな感覚が味わえます。

ちょっと深呼吸がしたくなったとき、心の旅に出たくなったとき、オススメです。


by ぢゅんた

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2009年3月 1日 (日)

ぼくらはみんな生きている

オススメ本 No45  『珍獣ハンターイモトの動物図鑑』

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世界の果てまでイッテQ!珍獣ハンターイモトの動物図鑑 Book 世界の果てまでイッテQ!珍獣ハンターイモトの動物図鑑

著者:日本テレビ出版部
販売元:日本テレビ放送網
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最近、わたしが涙するバラエティー、それが日本テレビ『イッテQ』の珍獣ハンターイモトのコーナー。

動物はすこぶる苦手でTVに子犬なんぞ出てこようものなら「獣・・・」と言って目を背ける非情なわたしなのですが、動物を正面から扱うこのコーナーには釘付けです。

とにかくイモトちゃんがかわいくて。
「今日もがんばっとるね~」と目を細めています。
毎回毎回、体当たり、元気100%のイモトちゃんの仕事は鬼気迫る迫力があります。
日本の端の小さな部屋の中でさぼっててはいかんな~と思わせてくれる。

あいかわらず本を読んでも動物を見て「かわいい~」とは思えないのですが、TVには映らないロケ話など読むと、以前やっていたTVの仕事の過酷さを思い出し共感してしまいます。

日常があっという間に淡々と過ぎていくことを嘆いているあなた。
時々食べる唐辛子が効いた韓国料理のように、あなたの心に行動力の火を灯してくれる本かもしれませんよ。

by ぢゅんた

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2009年2月17日 (火)

宇宙の法則

オススメ本 No0044  『神さまが教えてくれた幸福論』

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神さまが教えてくれた幸福論 Book 神さまが教えてくれた幸福論

著者:神渡 良平,小林 正観
販売元:致知出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「つながってるねぇ~」
って、流行語大賞にしませんか(笑)?
世の中で起きることは因果応報、まったくもって「そうなるようになっていた」からだということがこの本を読むとわかります。

いや、「わかる」っていうより、「そうだよね」と再確認するというほうが近いでしょうか。
「ありがとう」という言葉を発すると「ありがとう」という言葉が返ってくる。
至極当たり前のことが宇宙の法則なんですよね。

だけど、人間は辛いとき、苦しいときほど「ありがとう」が言えなくなる。
「どうしてこんなことに」「試練か」「罰か」と思いたくなる。
でもそんなことはないんですね。
全部、成長のための階段。
そこに気づくと人生がとてもらくに、とても楽しくなる気がします。

精神論を語る本はいっぱい読んできたけど、この本がいいところは語り手二人が“実践者”であること。
言葉のひとつひとつが経験で成り立っている気がします。
そして押し付けではなく、自分達がワクワクしながら話し合っているところ。

“神様は喜ばれるとうれしいんですよ”という言葉があります。
だから「神様、お願い!」っていうより「神様、ありがとう!」って言う人を応援したくなるって^^。
そんなことを聞くと、神様っておちゃめ~な気がして身近に感じませんか?

by ぢゅんた

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2009年2月 6日 (金)

生きるために

オススメ本 No、0043  『岳(がく)』

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岳 (1) (ビッグコミックス) Book 岳 (1) (ビッグコミックス)

著者:石塚 真一
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する


なぜ山なんかに登るんだ?
“山登り”はワタシにとって理解ができない行動でした。

体力的には街で日常使う体力と比にならないだろうし、冬山の登山やエベレスト登頂などは命に関わる行動だし。
とくにこのストーリーは山岳救助の物語なので、事故そしてときには死という現実ばかり描かれています。

なぜそんな危ないことに貴重な命の時間を使うのだろう?
と、読み終わるまでは思っていました。

でも違うんですね。
命を使いに行っているのではなく、生きるためにいくんですね、山に、皆。
人によっては生きていることを確認することかもしれないし、また自分の限界に挑むチャレンジかもしれない。
いずれにしても“死にに行く”人なんていないと思いました。

山に登るには全てが究極のような気がします。
目標を決めたり、コースを決めたりするのはもちろんのこと、持って行く荷物のgまで計って、自分の体力と必要なもののギリギリのラインを見極めて。
まさに“挑む”姿勢。
そして自分の力を過小評価も過大評価もせず、まっすぐ見つめる勇気が必要なのだと、主人公三歩の様子を見て感じました。

いまなにか壁にぶつかっていたり、可能性がみつからず八方塞になっていたりする人は一度読んでみてください。
“究極に立たされたときどうするか”を想像することができれば、いまの問題の糸口がみつかるかもしれません。

by ぢゅんた

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2009年1月30日 (金)

押していこう!

オススメ本 No、0042  『やる気のスイッチ!』

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やる気のスイッチ! Book やる気のスイッチ!

著者:山崎 拓巳
販売元:サンクチュアリ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する



体重いし~、寒いし~、雪だし~と言いながらダラダラと過ごすこの頃。
人間だって動物だ、冬眠モードくらいあるさ!というのを言い訳にしています。

でも人間社会で生きていく限り、そうばかりもいっていられない。
仕事もあるし、付き合いもある。
ホコリだって、洗濯モノだってたまっていく。

ここらで一つ、やる気を出さなきゃって思ったときに、本屋で目に飛び込んできたのがこのタイトル!『やる気のスイッチ!』

え!あるんかい!?早く、押して押して~(この他人任せなところが冬のワタシ)と思い、即座に購入。

わかっちゃいたけど、あらためて言われるとなるほど~と思うこと多数。
その中に“やるべきことの最低レベルを決める”という文章がありました。
今までのわたしはやるべきことの最高レベルを決め、それに向かって120%の力で突進し、やり終える手前で力尽き、「できなかった・・・」という悔いだけ残すパターンでした。
疲れるね

でも最低レベルを決めると、「それさえやれればよしとしよう」という心の余裕が生まれ、やり終えた後の達成感もあり、「ついでにあれも」と予想を上回る結果を生み、最終的に大満足、という流れになりそうですよね。

北京オリンピックで棒高跳びで金メダルをとった選手のインタビューを見ました。
インタビュアーが「練習ではもっともっと高く飛んでいたんでしょうね」というと、その選手は「いいえ。練習では低く設定し、基本を忠実にこなすことだけを目標にしていました。高く飛べるのは本番のアドレナリンです!」と言っていました。

日本の場合、勉強でもスポーツでもギリギリのところまで追い詰めて、結局本番でプレッシャーに負けたり、体調をこわしたりして80%の力しか出せないということが多くないでしょうか?
でも「あとはアドレナリンで!」と思えれば、本番のプレッシャーさえ楽しめるかも。

きっと試合だって、日常生活だって、目の前の一歩を確実にこなすことで大きな目標につながるのですね。
ということで、今年初の本ブログ、更新してみました。
まず小さな一歩ということで

by ぢゅんた

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