生きるために
オススメ本 No、0043 『岳(がく)』
****************
![]() |
![]() |
岳 (1) (ビッグコミックス) 著者:石塚 真一 |
なぜ山なんかに登るんだ?
“山登り”はワタシにとって理解ができない行動でした。
体力的には街で日常使う体力と比にならないだろうし、冬山の登山やエベレスト登頂などは命に関わる行動だし。
とくにこのストーリーは山岳救助の物語なので、事故そしてときには死という現実ばかり描かれています。
なぜそんな危ないことに貴重な命の時間を使うのだろう?
と、読み終わるまでは思っていました。
でも違うんですね。
命を使いに行っているのではなく、生きるためにいくんですね、山に、皆。
人によっては生きていることを確認することかもしれないし、また自分の限界に挑むチャレンジかもしれない。
いずれにしても“死にに行く”人なんていないと思いました。
山に登るには全てが究極のような気がします。
目標を決めたり、コースを決めたりするのはもちろんのこと、持って行く荷物のgまで計って、自分の体力と必要なもののギリギリのラインを見極めて。
まさに“挑む”姿勢。
そして自分の力を過小評価も過大評価もせず、まっすぐ見つめる勇気が必要なのだと、主人公三歩の様子を見て感じました。
いまなにか壁にぶつかっていたり、可能性がみつからず八方塞になっていたりする人は一度読んでみてください。
“究極に立たされたときどうするか”を想像することができれば、いまの問題の糸口がみつかるかもしれません。
by ぢゅんた
本ブログのバナーをクリックしてくださるとうれしいです♪
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント