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2009年3月30日 (月)

心の平和を生むもの

オススメ本 No51 『聖☆おにいさん』

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聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC) Book 聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

著者:中村 光
販売元:講談社
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ずるい!ずるいよ~!!
ブッダとイエスが有給休暇で下界にバカンスだよ!
安アパートに二人で暮らして、家賃をやりくりしながらだよ!
面白くないわけないじゃん!
笑わないわけないじゃん!この設定!
作家、ずるいよ~。

というのが一巻を読み終わったときの感想でした。
しかし!2巻目に入ると

そうですよね。いつもお忙しいお二人、たまには息抜きも必要ですよね。
いつも人助けばかり。
ご自分の楽しみを叶えられるのが唯一、下界でのバカンス。
どうぞ思う存分お楽しみ下さい。

と、もうすっかり感情移入しちゃって、お二人がいまも立川でバカンス中と信じて疑わない“信者”のように心持ちが変わってしまったから不思議です。

ただのコメディマンガではなく、読めば読むほど深い・・・。
そして“ブッダとイエスがこんなに仲が良いのに、人間が宗教戦争なんてやってる場合じゃないだろう!”と思えるところがいい。

このところ、“宗教って”“心の平和って”と思うことが続いていたので、この本に出逢って救われた気がしました。
このわたしの気持ちがお二人の給料に反映されますように(マンガを読むとわかるギャグです^^)

by ぢゅんた

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2009年3月27日 (金)

“和”を作る食

オススメ本 No50 『マワリテメクル小宇宙』

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暮らしに活かす陰陽五行☆マワリテメクル小宇宙☆ 暮らしに活かす陰陽五行☆マワリテメクル小宇宙☆

販売元:おおばこ
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“和を持って尊しとなす”
この言葉は聖徳太子の十七条憲法の言葉ですが、この意識はずっと昔から日本人の心に息づいているものでした。

“和”は禾(のぎへん)に口と書きます。
禾本科(イネ科)の植物を口にすると、心が和やかになりますよ、という意味が込められているそうです。

全てを丸く治める、一緒に幸せになる、そんな気持ちを大事にしたいならぜひお米中心の食生活にしましょうね!

この本はことあるごとに出してきて読んでいる本です。
赤線をいっぱいひいて、参考書のようになっています^^。
かといって難しい本ではなく、日常の自分と照らし合わせたり、すぐにでも取り入れられるアドバイスが載っていたり、精神の向上と実践、両方のバランスのとれた本です。

表紙もかわいいので、一家に1冊オススメです。

by ぢゅんた

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2009年3月23日 (月)

志高く生きる

オススメ本 No49  『愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道』

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 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

友人に教えてもらって読んだ一冊です。

主人公、西村久蔵が周りの人々に与えた影響はとても大きい。
西村に会ったことがある人はだれもが一生忘れないような心触れ合う出逢いと言っています。
それと同じくらい、この本を読んだ人にも何か感じるところが大きいのではないかなと思います。

キリスト教徒、熱血教師、経営者、戦地経験者、そして男であり、父である西村。
読む人によってそのどの部分に惹かれるかは違うかもしれないけど、読んでいる間中「じゃあ、こんなとき自分はどう思う?」「自分だったらどうする?」と何度もわが身を振り返り自問自答することになると思う。

とことん人のために尽くす西村は決して体の丈夫な人ではなかったようです。
心臓に欠陥を持ち、肩で息をするようにしながら、最後まで人のために駆けずり回った人。
そしてこの人の人生を描こうとした三浦綾子さんは、このとき、病床でペンを握れないほどに弱っていて、夫に口述筆記で書いてもらう状態だったそうです。

人一人ができること、人一人が生きること。
もっと深くもっと熱く感じながら生きていきたいと思いました。



by ぢゅんた

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2009年3月11日 (水)

ていねいに・・・ていねいに・・・

オススメ本  No48  『食と向きあう、ていねいな暮らし 11人の日々ごはん』

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11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS) Book 11人の日々ごはん (ORANGE PAGE BOOKS)

販売元:オレンジページ
Amazon.co.jpで詳細を確認する


レシピ本が好きです。
でも「これだ!」と思う本にはなかなか出会えません。
ただおいしそうでも、ただ簡単そうでも、ただ見栄えがよさそうでも、何か違う。

そこに作り手の生き方、生活の仕方、信念が見えないと。
と、思っていたら出会いました!

本屋さんに行き、引き寄せられるように足が動き、本棚の中の背表紙と目が合い、小さな火花が散るような・・・そんなフィーリングが合う本との出会い、至福です。

食事は毎日繰り返される日常の出来事です。
加えて命や心を整えることでもあります。
そんな“食”に対して、志高く生きている方たちの姿がここにあります。

作り手の笑顔が、出来上がった料理の誇らしげに胸を張っている姿が眩しい一冊です。




by ぢゅんた

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2009年3月 6日 (金)

空気感

オススメ本 No46 『かもめ食堂』
       No47 『わたしのマトカ』
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かもめ食堂 (幻冬舎文庫) Book かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者:群 ようこ
販売元:幻冬舎
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わたしのマトカ Book わたしのマトカ

著者:片桐 はいり
販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

行ったことはないけど、そこに暮らす人たちの息遣いがわかりそうな場所ありませんか?
映画などでふっと出てきた景色になつかしさを感じることありませんか?
主人公が口にする食べ物の味や香りが、ありありと浮かぶこと、ないですか?

わたしにとってそんな映画が『かもめ食堂』でした。
映画自体、DVDで何度も観るのですが、2時間テレビの前に座る時間がいつもあるとは限らないですよね。
そんなとき手に届く範囲で自分のペースで浸ることができるのがこの2冊です。

“空気感”とでもいうのでしょうか?
自分の暮らしている実生活と本の中がところどころ重なり、心地よい空気に包まれる。
そんな感覚が味わえます。

ちょっと深呼吸がしたくなったとき、心の旅に出たくなったとき、オススメです。


by ぢゅんた

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2009年3月 1日 (日)

ぼくらはみんな生きている

オススメ本 No45  『珍獣ハンターイモトの動物図鑑』

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世界の果てまでイッテQ!珍獣ハンターイモトの動物図鑑 Book 世界の果てまでイッテQ!珍獣ハンターイモトの動物図鑑

著者:日本テレビ出版部
販売元:日本テレビ放送網
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最近、わたしが涙するバラエティー、それが日本テレビ『イッテQ』の珍獣ハンターイモトのコーナー。

動物はすこぶる苦手でTVに子犬なんぞ出てこようものなら「獣・・・」と言って目を背ける非情なわたしなのですが、動物を正面から扱うこのコーナーには釘付けです。

とにかくイモトちゃんがかわいくて。
「今日もがんばっとるね~」と目を細めています。
毎回毎回、体当たり、元気100%のイモトちゃんの仕事は鬼気迫る迫力があります。
日本の端の小さな部屋の中でさぼっててはいかんな~と思わせてくれる。

あいかわらず本を読んでも動物を見て「かわいい~」とは思えないのですが、TVには映らないロケ話など読むと、以前やっていたTVの仕事の過酷さを思い出し共感してしまいます。

日常があっという間に淡々と過ぎていくことを嘆いているあなた。
時々食べる唐辛子が効いた韓国料理のように、あなたの心に行動力の火を灯してくれる本かもしれませんよ。

by ぢゅんた

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