2009年3月23日 (月)

志高く生きる

オススメ本 No49  『愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道』

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 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

友人に教えてもらって読んだ一冊です。

主人公、西村久蔵が周りの人々に与えた影響はとても大きい。
西村に会ったことがある人はだれもが一生忘れないような心触れ合う出逢いと言っています。
それと同じくらい、この本を読んだ人にも何か感じるところが大きいのではないかなと思います。

キリスト教徒、熱血教師、経営者、戦地経験者、そして男であり、父である西村。
読む人によってそのどの部分に惹かれるかは違うかもしれないけど、読んでいる間中「じゃあ、こんなとき自分はどう思う?」「自分だったらどうする?」と何度もわが身を振り返り自問自答することになると思う。

とことん人のために尽くす西村は決して体の丈夫な人ではなかったようです。
心臓に欠陥を持ち、肩で息をするようにしながら、最後まで人のために駆けずり回った人。
そしてこの人の人生を描こうとした三浦綾子さんは、このとき、病床でペンを握れないほどに弱っていて、夫に口述筆記で書いてもらう状態だったそうです。

人一人ができること、人一人が生きること。
もっと深くもっと熱く感じながら生きていきたいと思いました。



by ぢゅんた

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2009年2月 6日 (金)

生きるために

オススメ本 No、0043  『岳(がく)』

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岳 (1) (ビッグコミックス) Book 岳 (1) (ビッグコミックス)

著者:石塚 真一
販売元:小学館
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なぜ山なんかに登るんだ?
“山登り”はワタシにとって理解ができない行動でした。

体力的には街で日常使う体力と比にならないだろうし、冬山の登山やエベレスト登頂などは命に関わる行動だし。
とくにこのストーリーは山岳救助の物語なので、事故そしてときには死という現実ばかり描かれています。

なぜそんな危ないことに貴重な命の時間を使うのだろう?
と、読み終わるまでは思っていました。

でも違うんですね。
命を使いに行っているのではなく、生きるためにいくんですね、山に、皆。
人によっては生きていることを確認することかもしれないし、また自分の限界に挑むチャレンジかもしれない。
いずれにしても“死にに行く”人なんていないと思いました。

山に登るには全てが究極のような気がします。
目標を決めたり、コースを決めたりするのはもちろんのこと、持って行く荷物のgまで計って、自分の体力と必要なもののギリギリのラインを見極めて。
まさに“挑む”姿勢。
そして自分の力を過小評価も過大評価もせず、まっすぐ見つめる勇気が必要なのだと、主人公三歩の様子を見て感じました。

いまなにか壁にぶつかっていたり、可能性がみつからず八方塞になっていたりする人は一度読んでみてください。
“究極に立たされたときどうするか”を想像することができれば、いまの問題の糸口がみつかるかもしれません。

by ぢゅんた

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2009年1月30日 (金)

押していこう!

オススメ本 No、0042  『やる気のスイッチ!』

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やる気のスイッチ! Book やる気のスイッチ!

著者:山崎 拓巳
販売元:サンクチュアリ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する



体重いし~、寒いし~、雪だし~と言いながらダラダラと過ごすこの頃。
人間だって動物だ、冬眠モードくらいあるさ!というのを言い訳にしています。

でも人間社会で生きていく限り、そうばかりもいっていられない。
仕事もあるし、付き合いもある。
ホコリだって、洗濯モノだってたまっていく。

ここらで一つ、やる気を出さなきゃって思ったときに、本屋で目に飛び込んできたのがこのタイトル!『やる気のスイッチ!』

え!あるんかい!?早く、押して押して~(この他人任せなところが冬のワタシ)と思い、即座に購入。

わかっちゃいたけど、あらためて言われるとなるほど~と思うこと多数。
その中に“やるべきことの最低レベルを決める”という文章がありました。
今までのわたしはやるべきことの最高レベルを決め、それに向かって120%の力で突進し、やり終える手前で力尽き、「できなかった・・・」という悔いだけ残すパターンでした。
疲れるねdespair

でも最低レベルを決めると、「それさえやれればよしとしよう」という心の余裕が生まれ、やり終えた後の達成感もあり、「ついでにあれも」と予想を上回る結果を生み、最終的に大満足、という流れになりそうですよね。

北京オリンピックで棒高跳びで金メダルをとった選手のインタビューを見ました。
インタビュアーが「練習ではもっともっと高く飛んでいたんでしょうね」というと、その選手は「いいえ。練習では低く設定し、基本を忠実にこなすことだけを目標にしていました。高く飛べるのは本番のアドレナリンです!」と言っていました。

日本の場合、勉強でもスポーツでもギリギリのところまで追い詰めて、結局本番でプレッシャーに負けたり、体調をこわしたりして80%の力しか出せないということが多くないでしょうか?
でも「あとはアドレナリンで!」と思えれば、本番のプレッシャーさえ楽しめるかも。

きっと試合だって、日常生活だって、目の前の一歩を確実にこなすことで大きな目標につながるのですね。
ということで、今年初の本ブログ、更新してみました。
まず小さな一歩ということでhappy01

by ぢゅんた

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2008年5月29日 (木)

小さなことから・・・

オススメ本 No、0041  『うちエコ入門』

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うちエコ入門―環境先進国スウェーデン出身ペオさん夫婦をお手本に Book うちエコ入門―環境先進国スウェーデン出身ペオさん夫婦をお手本に

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

小さなことから・・・コツコツと・・・ by きよし

そう、このフレーズが最も適する活動、それがエコです。
『私一人がやることなんて・・・』
『こんな小さなことで・・・』
と思うと、これがそうでもないんですよ。

例えば日本人がみんなで一日一円ずつ節約したら、一日1億3千万ずつたまる。
なんてわかりやすい直接的な例えでしょう^^。
でも、そう考えると、ひとりひとりの力を結集するとすごいことができると思いませんか?

うちはゴミが多い家です。
なんとかしなければ!と思ってこの本を買いました。
モノ増やしとるやん!というツッコミにも笑顔で答えられるほど、この本はいい本でしたよ。
色んな分野で(たとえば、電器、水、食べ物、ゴミ、買い物など)書かれているので、自分でも明日から、いや今日から出来ることがありそうです。

なによりこのご家族が自然に、楽しくやっている姿勢が伝わって、『うちもいっちょやってみようかな』という気にさせてくれます。

さあ、みなさん、ご一緒に!
小さなことからコツコツと!
はじめましょう。

by ぢゅんた

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2008年4月19日 (土)

人生はシワにでる

オススメ本 No,0040 『恋する老人たち』
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恋する老人たち (Portrait Collection) Book 恋する老人たち (Portrait Collection)

販売元:筑摩書房
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“あ~、生きるって楽しいことだったんだね・・・”
と思わせてくれる笑顔がいっぱいです。

“老人”って気がつくとなっているものなのかもしれないですね。
がむしゃらに生きているうちは自分の老いには気づかないものです。

ふっと人生を振りかえる余裕ができたとき
“あ~、楽しい人生だ”といえたら、こんな笑顔に、素敵なシワになれるのでしょうね。

赤ちゃんにははちきれるような生命力が
そして老人には溢れるような聡明さがあると、わたしは思います。

そんな老人になりたいな。
いやいやその前にまだまだやるべきことがありますね。
“老人への道は一日にして成らず”です(笑)。

by ぢゅんた



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2008年3月19日 (水)

知ってこその平和

オススメ本 No,0036 『夕凪の街 桜の国』
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夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


この二日間、『東京大空襲』というドラマを見ました。

想像を絶する悲劇に、心が固まります。

でも思うんです。
わからないから、想像できないから、知らないふりをしていいのかと。
なかったことのように気づかないふりをしていいのかと。

日本人にとって本当に戦争は過去のことでしょうか。
たった数十年前にこれだけの悲劇が起きていることを“過去”とは言えない、そう思いました。

戦争当時の話を自分の目で見て、耳で聞ける機会が少なくなっている中、“あのときの想い”に触れることが出来る本が『夕凪の街 桜の国』です。
心静かに読んでみてください。
読み終わったときの思いを大切にしてください。
それが未来を作る一歩になります。

by ぢゅんた



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2008年3月14日 (金)

ホントウの強さ

オススメ本 No,0035 『弁護士のくず』
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弁護士のくず 1 (1) (ビッグコミックス) Book 弁護士のくず 1 (1) (ビッグコミックス)

著者:井浦 秀夫
販売元:小学館
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『いまのぢゅんたに必要なのはコレ!』と母に言われて読んだマンガです。
その頃わたしは過酷な入院生活の後、急激な体の変化に打ちのめされながら、なんとなく気持ちが沈んだ状態で日々過ごしていました。

主人公の九頭は型破りの弁護士。
だから同僚にも、依頼者にも、家族にも誤解され、トラブルが尽きない。
でもね~、“型”って何だろう?と思うんです、この人を見ていると。
しょせん人間が作ったルール、しかも一歩違う世界に入れば、そんな“型”は通用しなくなる。

だから“自分がルールでいいじゃん!人になんと思われようが自分が信じてるなら”っていう九頭弁護士の姿勢はとても力強く見えます。

わたしのジュエリーの師匠にも同じようなことを言われました。
『くわえタバコでエイちゃん(矢沢栄吉)を聴け!』って(笑)。
そのとき師匠は、昔、人の目を気にしすぎて病気が悪化し死んでしまった友人の話をしてくれました。
『だから君は死んだらダメ!すこし汚れてでも、図太く生きなさい、お願いだから』と、真剣に話してくれました。

そのとき初めて、本当の強さって何だろうと考えました。
いまのわたしがいるのは、このときの言葉があるからだと思っています。

世の中には多くの人が存在し、いろんな生き方があり、いろんな立場や状況で“真実”は変化するものだということを改めて教えてくれた本です。


by ぢゅんた


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2008年3月11日 (火)

与えられるもの

オススメ本 No,0033『いまを生きる言葉「森のイスキア」より』
        No,0034『初女さんからお母さんへ生命のメッセージ』
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いまを生きる言葉「森のイスキア」より Book いまを生きる言葉「森のイスキア」より

著者:佐藤 初女
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

初女さんからお母さんへ生命のメッセージ Book 初女さんからお母さんへ生命のメッセージ

著者:佐藤 初女
販売元:主婦の友社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ず~と前からお名前は知っていました。
でも近づくことが出来なかった。
そのあまりに美しい生き方が眩しすぎて・・・。

昨年、ある方からふいに初女さんの本がプレゼントされました。
なんだか“もうその時期だよ”と言われた気がして、有難く、読みました。

初女さんの言葉の中に『技術もお金もないけれど、こころなら尽きることなく差し出せる』という一文がありました。
言葉の中に光を見る・・・そんな経験でした。

『生命のメッセージ』はこれから母になる人、いま母である人には心強い味方になってくれるのではないでしょうか。
核家族で生活し子育てをするいまのライフスタイルの中で、そっと寄添い相談に乗ってくれるおばあちゃんのような本です。  

give and take という言葉があるけれど、初女さんの生き方はどこまでもgive and give。
与えて与えて、その先で人も自分も幸せにたどり着ける、その想いを実践している人です。

“こころなら尽きることなく与えられる”
忙しい毎日の中で、自分の生き方を中心に戻してくれる言葉です。

by ぢゅんた

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2007年3月23日 (金)

モノから目線

オススメ本 NO,0030 『もしも、モノが話したら。』
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もしも、モノが話したら。 Book もしも、モノが話したら。

著者:atelier GRIZOU
販売元:良品計画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『上から目線』・・・、最近流行ってることばですね(そう?)。
わたしはよく言われます。
「いつも上から目線だよね、何様じゃ!」って。
これまでは「はい、ぢゅんた様です」って言っていました。
でも、やめます。
これからは上から目線じゃなく、『モノから目線』にします!

と、わたしを正しいヒトの道に戻してくれた本、それがこの本です。
出会いは本屋さん・・・ではなく、無印良品店でした。
無印のお店にある本、それがこの『もしも、モノが話したら。』です。

題名といい、本の薄さといい、手触りといい、絵のかわいらしさといい、手に取らずには要られなかった本です。
こんなアプローチで、環境問題を語られるとそれはそれは心に響きます。
企画者、グッジョブ!

もちろんお子さんにもわかりやすい本だけど、自分の生活を見直す上で、大人の方にぜひ読んでいただきたい一品です。

by ぢゅんた

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2007年3月12日 (月)

壁を壊す出会い

オススメ本 NO,0028 『幸福論』 
        NO,0029『風の谷のあの人と結婚する方法』
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幸福論 Book 幸福論

著者:須藤 元気
販売元:ネコパブリッシング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

風の谷のあの人と結婚する方法 Book 風の谷のあの人と結婚する方法

著者:須藤 元気
販売元:ベースボール・マガジン社
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格闘技・・・それは私の人生においてもっとも縁遠い世界です。
大学生のとき、教育実習である高校にいきました。わたしの担当の先生がボクシング部の顧問だったため、放課後、部活を見に行ったことがありました。
ボクシング自体、目の前で見るのは初めてだったので結構、ワクワクドキドキな気持ちで臨んだのですが、目の前で繰り広げられていたのはどうみても『ただのケンカ』!その様子にわたしは体も心もヒキまくり、早々に部室を後にしたのでした。

それ以来、格闘技も格闘家もわたしにとってアンドロメダ星雲ぐらい遠く離れた存在になりました。

しかし!昨年、テレビでこの人を見て、釘付けになりました。
それは須藤元気。
試合の様子ではなく、ダウンタウンDXに出演していた須藤氏の発する言葉に画面から目が離せなくなりました。一言一言がオモシロイ。笑えるような面白さと言うより、興味深いのです。
「あー、こんなときそういう表現するのか」とか「え?いま『言霊』って言った?」とか。

俄然、興味が湧き一気に読んだのがこの二冊です。
『真理を易しい言葉で伝える』というのがわたしのモットーで、『自分の分野で世界平和、地球を癒す』というのが目標なのですが、わたしの周りにはこの目標を遂行している先輩がいっぱいいます。
その中に格闘技の分野からも参戦か!とひとり盛り上がってしまいました。

須藤元気の存在は、わたしと格闘技界の間のベルリンの壁を壊してくれました。
(本を読んだらわかるギャグです!)

by ぢゅんた

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2007年2月 1日 (木)

目指すものは・・・

オススメ本 NO,0024『明和電機ショートストーリー』
       NO,0025『明和電機 魚コードができるまで』 
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明和電機ショートストーリー Book 明和電機ショートストーリー

著者:土佐 正道
販売元:シンコーミュージック
Amazon.co.jpで詳細を確認する

明和電機 魚コードのできるまで Book 明和電機 魚コードのできるまで

著者:土佐 信道
販売元:NTT出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ゴレンジャー、ウルトラマン、仮面ライダー、ガッチャマン・・・わたしたちの年代だと、このあたりが子どもの頃のヒーローということになりますね。
家にある小道具を使って、ポーズをとりつつ、気持ちは本物のヒーローに負けない高揚感をたたえ、駆け出す・・・。

そんな子どもの頃の憧れの気持ちを大人になって呼び戻してくれたのが、わたしにとってこの明和電機の方たちなのです。
(はいはい、えー!?って声を出さない!)

明和電機を知ったのは学生の頃だと思います。作業着姿の男達がヘンな機械を担いで出てきて、まじめーな顔して説明する姿に釘付けになりました。それからいくつか著書を読んで、その人柄、仕事への情熱に目が離せなくなりました。

言いたいことを自分しかできない方法で表現する。
昔からあるものを引き継ぐだけでなく、思わぬ方向へ発展させ成功させる。


この2点はアーティストとしてだけでなく、人としても追いかけたいわたしの目標でした。それが架空にヒーローではなく、現実の形として目の前に現れた、そんな人たちがわたしにとって明和電機です。

明和電機から生まれた製品(彼等は作品のことをそう呼びます)のひとつひとつには常識を覆す発想があり、ストーリーがあり、笑いがあります。そしてそれを一番欲しているのは彼等自身なのでそこには媚がなく、妥協がありません。アーティストとして見習いたい一面です。

兄、正道が書いた『明和電機ショートストーリー』にこんな話があります。同じ年代のアーティストが集まり展示会を開いたときのこと。作家プロフィールをどうするかということになり、過去の経歴を書いたところで今の自分が作った作品の説明にはならない、よし!今の自分を知ってもらおう!ということになり、みんなで人間ドッグにいき、その検査結果を張り出したそうです。そんなことを本気で考え実行する脳をわたしも持ちたいと嫉妬すら覚えたエピソードでした。

そしてうちには彼等の製品、『魚コード』があります。はっきりいってとっても邪魔な延長コードです(笑)。でも、人生って邪魔なもの、無駄なものこそが彩りを与えてくれるのではないか、そんな気持ちを引き起こさせてくれる一品です。

今の仕事に行き詰まりを感じている人に、そして型にはまらず情熱を傾けるものを見つけて欲しい子ども達に知ってほしい生き方のひとつです。

by ぢゅんた

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2007年1月19日 (金)

やっぱりやるべき

オススメ本 NO,0022 『ハチドリのひとしずく いま、私にできること
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ハチドリのひとしずく いま、私にできること Book ハチドリのひとしずく いま、私にできること

販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

いろんなメディアで紹介されていて、『読まなきゃなあ、読むべきなんだろうなあ』と半ば義務のように手をとり、パラパラと本屋でめくった瞬間、ワシヅカマレテしまったわたしの心はきっとハチドリよりも小さいでしょう。でもその小ささを恥じることなく、小さいながらに君のできることは?と問いかけてくれる優しさがこの本にはあります。

環境問題の本は声高で、どこか敷居が高く、また読むまではしてもその後、自分の生活に反映されるかといえば、心の振れ幅がほんのちょっと大きくなる程度の変化しかしていませんでした。この本を読んでハチドリのお話を知ったことも収穫でしたが、いろんな人が自分の立場や生活の中で“自然に、ごく自然に”世界のことを意識しながら生きている様子がその人の言葉で書かれていることに感銘を受けました。

人間は明日を壊す愚かさもあるが、明日を作る情熱も愛もあるんだということを、そして、“人間”を“自分”に置き換えたとき、たった一人の小さな自分にも変化を起こす可能性があるんだということを、もう一度教えてくれた本でした。

by ぢゅんた

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2007年1月 5日 (金)

“意外”がたのしい!

オススメ本 NO,0020 『プチ哲学』
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プチ哲学 Book プチ哲学

著者:佐藤 雅彦
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

いやー、まいった!もう、この本、理想です。『こんな本が書きたい!』と嫉妬の気持ちまで芽生えます。間違いなくオススメ本です。

物の見方なんてひとつではない!ってことを実に易しく、かわいらしく表現してくれています。さすがわたしが目をつけていた『ピタゴラスイッチ(NHK教育番組)』を手がけている作者だけあるなって感じです。

実はわたしが一番衝撃を受けたのは“あとがき”でした。こんな目線で街を歩けたら、人生楽しくてしょうがないだろうなと思います。

日本の算数の式は『3+5=○(答えはひとつ)』となっているけど、イギリスの場合は『○+○=8(答えがいっぱい)』となっているというCMがありましたよね。人生の答えの出し方はイギリス式のほうがおもしろいって思いませんか?そんなヒントがいっぱい盛り込まれているのがこの本です。

もしかしたら子どもの頃ってこんな発想をみんなしていたのかもしれません。大人になるにつけ、常識やルールや経験に影響され、想像力が小さくまとまってしまうのかも。うっすらと自分の限界が見えてしまったとき読むと、もう一度壁を打ち破ることができるかもしれません。

by ぢゅんた

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2006年12月27日 (水)

地に足をつけた生き方

オススメ本 NO,0018
『パウワウ アメリカ・インディアンの今日を無駄にしない教え』
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パウワウ―アメリカ・インディアンの今日を無駄にしない教え Book パウワウ―アメリカ・インディアンの今日を無駄にしない教え

著者:エリコ ロウ
販売元:青春出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本に初めて会ったとき、「これだあ!」と思う気持ちと、「えー!?」と思う気持ちが混雑するような不思議な感覚を持ちました。味にたとえると『甘辛い』みたいな、感情だと『笑い泣き』みたいな。自分の中の二つの反するものが同時に表に出てくるような感覚でした。

それは単に日本人とアメリカ・インディアンの文化には似ているところと、似ていないところがあるよねという表面的な感覚ではなく、人類としていま自分ができていることと、到底できてはいないことを突きつけられた感覚でした。インディアンの長老の言葉はいろんな場面や角度で語られていますが、どの言葉も結局『あなただったら人類として何を選択しながら生きますか』と問いかけているような気がします。

『何をするにも七世代あとのことまで考えるように』
先祖代々受け継がれたインデアン社会の言葉は現代人にこそ、もっとも大事な教えだと思います。

by ぢゅんた

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2006年12月24日 (日)

目の前のコトバ

オススメ本 NO,0016 NO,0017 
『強く生きる言葉』『壁を破る言葉』
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強く生きる言葉 Book 強く生きる言葉

著者:岡本 太郎,岡本 敏子
販売元:イーストプレス
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壁を破る言葉 Book 壁を破る言葉

著者:岡本 太郎
販売元:イーストプレス
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『同じことをくりかえすくらいなら死んでしまえ』
2006年に読んだ本の中でわたしの心に響いた言葉、第一位です。

東京に住んでいたとき、仕事場のそばに岡本太郎さんのアトリエがありました。足を踏み入れた瞬間からそのパワーに足先から頭まで染められるような感覚になり、圧倒されたのを覚えています。

それから岡本太郎の作品だけでなく、言葉にも興味を持つようになりました。その中でもこの2冊は絶妙なタイミングでわたしに語りかけてくれた本です。おととしの冬、自分の死が目の前に突きつけられた経験をした直後、生還はしたものの生きるのが怖くなってしまったときに出会ったのが『逃げない、はればれと立ち向かう』という一言でした。
“はればれと”という言葉の響きに後光が差しているように見えました。

そして日がたってもいまだ入退院を繰り返す自分に嫌気がさしていたとき出会ったのが『同じことを繰り返すくらいなら死んでしまえ』という一言でした。もう頭どころじゃなく、脳みそを直接ガツーンってなぐられたぐらいの衝撃でした。病を盾にして精神の弱さをカムフラージュしていた自分を見透かされた気がしました。

人生は選択の連続ですね。そのとき自分がどちらの行動をとるかで道が分かれていきます。それがわかっているから悩みはつきものです。大いに悩んで悩んで、脳みそが溶けるくらいに悩んだら、人が投げかけてくれる一言の重みが感じられるかもしれません。そしてそのとき目の前に突きつけられた言葉の中で自分の心に突き刺さるものに耳を傾けてみましょう。それはときに苦しいことかもしれませんが、きっとその衝撃はあなたの中に新しい宇宙を作り出すビックバンになってくれることでしょう。

by ぢゅんた

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2006年12月17日 (日)

憲法のこころとは?

オススメ本 NO,0014 『子どもにつたえる日本国憲法』
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井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法 Book 井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法

著者:井上 ひさし
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『憲法ってなに?何が書いてあるの?』って子どもに聞かれたら、なんと答えますか?それ以前に憲法に対してどう思っているか、考えたことはありますか?

戦後60年経ちました。もう、戦争を知らない人たちのほうが多い時代になりました。それでも戦争の悲惨さ、平和の大切さはしっかり次世代に伝えていく必要があります。

そんなとき、日本国憲法の第九条を話して聞かせるだけでも、平和への強い希望の一端を伝えることができるのではないでしょうか?

といっても日本国憲法の原文をそのまま読んでもなかなか子どもには雰囲気は伝わりませんよね。そこでこの本です。井上ひさしさんのあったかい言葉といわさきちひろさんの美しい絵で構成されているこの本は、憲法のこころをイメージでとらえられる優れた本だと思います。

もし、子どもが生まれたら年に一度、終戦記念日だけでも憲法についてこの絵本を読みながら話したいなと思いました。

余談:社会人一年目、仙台で井上ひさしさんの文章講座に参加する機会がありました。テレビで見るままのお顔にミーハー心をくすぐられた記憶があります。それ以来、井上さんの本、舞台はとくに好きになりました。

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2006年11月30日 (木)

あなたは何眼?

オススメ本 NO,0012 『虫眼とアニ眼』
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虫眼とアニ眼 Book 虫眼とアニ眼

著者:養老 孟司,宮崎 駿
販売元:徳間書店スタジオジブリ事業本部
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いまの時代、なーんかヘン、なーんか違う、なーんか気持ちが悪いって思うことありませんか?なーんか未来が見えない、なーんか希望が湧かない、なーんか不安って・・・。
子どもの頃、なんにだってなれる、なんだって出来ると思っていたあのキラキラした情熱が大人になるごとに薄れていく・・・ナゼダロウ?

それは教育(学校教育だけではありません)と街作りのせいだとこの本を読むと思います。本の中で養老さんは『生きる力なんて子どもははじめから持っている。それをわざわざああでもない、こうでもないと、ていねいに殺しているのが大人である』と言っています。
宮崎さんは平らな運動場で整列して運動したり、同じような四角い家が並ぶ街で遊んでいるようじゃ個性や感情は生まれないといっています。

街といえば、わたしたちは転勤族でいろんな街に行くのですが、新宿に住んでいたときは遊びといえば『外食』と『カラオケ』でした。そして札幌に移った途端、カラオケは一度も行くことなく、公園や美術館などお散歩三昧です。街には人の行動、生活を導く力があるんだと思います。

人間は頭の中でいろんな理想、希望を思い描きます。でもそれを何らかの形で表現していかないと世界は変えられないんだと思うんです。宮崎さんはアニメで、養老さんは研究でそれをしているのかなと思います。そしたらあなたはどうしますか?なんとなく感じているモヤモヤをそのまま次の世代に引き継ぎますか?それとも変化の種を蒔きますか?

いま自分のやっている生活、仕事に対して『未来の人達に向けて』という目線を付け加えると変化が生まれるような気がします。

by ぢゅんた

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2006年11月24日 (金)

悪ガキ上等!!

オススメ本 NO,0011 『花田少年史』1~5巻
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花田少年史 1 (1) Book 花田少年史 1 (1)

著者:一色 まこと
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


わたし、いま、昭和の香りに酔っています・・・。
NHKの朝ドラな感じや、島田洋七さんが書いたがばいばあちゃんな感じがなんとも心地よい。その時代を懐かしむほどの経験があるわけではないのですが、なんだかとても胸が熱くなる気がします。

その気持ちを最初に引き出したのはこの『花田少年史』。はじめて読んだときは主人公の花田少年の悪ガキっぷりに度肝を抜かれたのですが、いまではもう、『うちの子はこんな子であってほしい!!』と切に願っています。めっちゃ大変だろうけど(笑)。

この話、なにがそんなに心地いいのかなと思うと、『子供が子供らしい』ということなのかなと思うんです。怖いもんは怖い!好きなもんは好き!欲しいもんは欲しい!と子供達の感情がストレートで、それに基づく行動がストレートなのがなんともいいんです。そしてそれはそのまま大人の度量の問題なんだなとも思います。子供のいたずらを本気で怒る、ときには許す、子供を本気で心配する、本気でかわいがる、その『本気』が大人たちにはあって、それは自分の子だろうが隣の子だろうが関係なく発揮される。これが子供が子供らしくのびのび育つ要因なのだろうなと思います。

日本にはこんなに素敵なコミュニティーを作っていた時代があったんだなと思います。現在の人々の様子を未来の人達が本で読んだとき、『あの時代はよかったねー』と思ってもらえるだろうか?昭和の時代を知る人達がいる今なら、なんらかの軌道修正はできるんじゃないかなと思うんです。『人間臭さ』を取り戻す最後の時期かもしれません。

読むほどに大笑いと号泣が混在していく、ここ最近で一番胸をわしづかみされた漫画です。

by ぢゅんた

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2006年11月20日 (月)

怖い?死後の世界

オススメ本 NO,0009 『誰も書けなかった死後世界地図』
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Book 誰も書けなかった死後世界地図

著者:山口 美佐子,A. ファーニス
販売元:コスモトゥーワン
Amazon.co.jpで詳細を確認する


生きることにおいて『絶対』はない!!と言います。
が、ひとつだけ絶対なことがあります。それは『死』を迎えるということ。
人間が死を迎える確立は100%、『絶対』なのですね。

なのに、なぜか人はこのことを語りたがらない。「ぼくの夢は・・・」「わたしは昔・・・」と自分の未来や過去を語りたがる人は多いけど、「ぼくはこんなふうに死にたい」と死の理想を語る人は少ないように思います。

『死』ってそんなに怖いかな?わたしは自分の人生の中で3度、死が間近に迫っていると感じたことがあります。そのとき死は怖いものではありませんでした。むしろ静寂に浸るといった穏やかな感覚。でも復活したとき思ったのは、『何も残せないこと』の怖さでした。「わたしはちゃんと愛を伝えてきたかな?」「感謝の気持ちを届けたかな?」「謝罪を済ませたかな?」「自分の理想を残せたかな?」などなど、遣り残したことがいっぱいあるようで、そのチャンスを奪われることが何より怖かったんです。

だから、思ったんです。「もう、このおしゃべり!!せからしか(博多弁です)!!」って言われるぐらい日々の生活の中で気持ちを伝えていこうと。そしてまだ頭の中にある理想や未来にやりたいこともどんどん書き残していこうと。

『死』を感じること、考えることは決してネガティブなことではありません。むしろネガティブに感じているうちは想像でしかありません。本気で、自分のこととして考えたとき、生き方にポジティブに反映されるエッセンスになります。

この本に描かれている死後の世界がほんとであれ、物語であれ、生きているうちに死後の世界に想いを馳せることがこんなに人生を豊かにするのかと思いました。わたしも年中行事のお墓参りや日々のお祈りがより深い意味を持つようになりました。この本を読み終えた夜、夢に亡くなった義父が現れてお話できました。なんだか大きな大きなご褒美をもらった幸せな気持ちになりました。

by ぢゅんた

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