2009年3月23日 (月)

志高く生きる

オススメ本 No49  『愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道』

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 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道 愛の鬼才 西村久蔵の歩んだ道
販売元:セブンアンドワイ
セブンアンドワイで詳細を確認する

友人に教えてもらって読んだ一冊です。

主人公、西村久蔵が周りの人々に与えた影響はとても大きい。
西村に会ったことがある人はだれもが一生忘れないような心触れ合う出逢いと言っています。
それと同じくらい、この本を読んだ人にも何か感じるところが大きいのではないかなと思います。

キリスト教徒、熱血教師、経営者、戦地経験者、そして男であり、父である西村。
読む人によってそのどの部分に惹かれるかは違うかもしれないけど、読んでいる間中「じゃあ、こんなとき自分はどう思う?」「自分だったらどうする?」と何度もわが身を振り返り自問自答することになると思う。

とことん人のために尽くす西村は決して体の丈夫な人ではなかったようです。
心臓に欠陥を持ち、肩で息をするようにしながら、最後まで人のために駆けずり回った人。
そしてこの人の人生を描こうとした三浦綾子さんは、このとき、病床でペンを握れないほどに弱っていて、夫に口述筆記で書いてもらう状態だったそうです。

人一人ができること、人一人が生きること。
もっと深くもっと熱く感じながら生きていきたいと思いました。



by ぢゅんた

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2009年2月 6日 (金)

生きるために

オススメ本 No、0043  『岳(がく)』

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岳 (1) (ビッグコミックス) Book 岳 (1) (ビッグコミックス)

著者:石塚 真一
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する


なぜ山なんかに登るんだ?
“山登り”はワタシにとって理解ができない行動でした。

体力的には街で日常使う体力と比にならないだろうし、冬山の登山やエベレスト登頂などは命に関わる行動だし。
とくにこのストーリーは山岳救助の物語なので、事故そしてときには死という現実ばかり描かれています。

なぜそんな危ないことに貴重な命の時間を使うのだろう?
と、読み終わるまでは思っていました。

でも違うんですね。
命を使いに行っているのではなく、生きるためにいくんですね、山に、皆。
人によっては生きていることを確認することかもしれないし、また自分の限界に挑むチャレンジかもしれない。
いずれにしても“死にに行く”人なんていないと思いました。

山に登るには全てが究極のような気がします。
目標を決めたり、コースを決めたりするのはもちろんのこと、持って行く荷物のgまで計って、自分の体力と必要なもののギリギリのラインを見極めて。
まさに“挑む”姿勢。
そして自分の力を過小評価も過大評価もせず、まっすぐ見つめる勇気が必要なのだと、主人公三歩の様子を見て感じました。

いまなにか壁にぶつかっていたり、可能性がみつからず八方塞になっていたりする人は一度読んでみてください。
“究極に立たされたときどうするか”を想像することができれば、いまの問題の糸口がみつかるかもしれません。

by ぢゅんた

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2009年1月30日 (金)

押していこう!

オススメ本 No、0042  『やる気のスイッチ!』

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やる気のスイッチ! Book やる気のスイッチ!

著者:山崎 拓巳
販売元:サンクチュアリ出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する



体重いし~、寒いし~、雪だし~と言いながらダラダラと過ごすこの頃。
人間だって動物だ、冬眠モードくらいあるさ!というのを言い訳にしています。

でも人間社会で生きていく限り、そうばかりもいっていられない。
仕事もあるし、付き合いもある。
ホコリだって、洗濯モノだってたまっていく。

ここらで一つ、やる気を出さなきゃって思ったときに、本屋で目に飛び込んできたのがこのタイトル!『やる気のスイッチ!』

え!あるんかい!?早く、押して押して~(この他人任せなところが冬のワタシ)と思い、即座に購入。

わかっちゃいたけど、あらためて言われるとなるほど~と思うこと多数。
その中に“やるべきことの最低レベルを決める”という文章がありました。
今までのわたしはやるべきことの最高レベルを決め、それに向かって120%の力で突進し、やり終える手前で力尽き、「できなかった・・・」という悔いだけ残すパターンでした。
疲れるね

でも最低レベルを決めると、「それさえやれればよしとしよう」という心の余裕が生まれ、やり終えた後の達成感もあり、「ついでにあれも」と予想を上回る結果を生み、最終的に大満足、という流れになりそうですよね。

北京オリンピックで棒高跳びで金メダルをとった選手のインタビューを見ました。
インタビュアーが「練習ではもっともっと高く飛んでいたんでしょうね」というと、その選手は「いいえ。練習では低く設定し、基本を忠実にこなすことだけを目標にしていました。高く飛べるのは本番のアドレナリンです!」と言っていました。

日本の場合、勉強でもスポーツでもギリギリのところまで追い詰めて、結局本番でプレッシャーに負けたり、体調をこわしたりして80%の力しか出せないということが多くないでしょうか?
でも「あとはアドレナリンで!」と思えれば、本番のプレッシャーさえ楽しめるかも。

きっと試合だって、日常生活だって、目の前の一歩を確実にこなすことで大きな目標につながるのですね。
ということで、今年初の本ブログ、更新してみました。
まず小さな一歩ということで

by ぢゅんた

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2008年5月29日 (木)

小さなことから・・・

オススメ本 No、0041  『うちエコ入門』

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うちエコ入門―環境先進国スウェーデン出身ペオさん夫婦をお手本に Book うちエコ入門―環境先進国スウェーデン出身ペオさん夫婦をお手本に

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

小さなことから・・・コツコツと・・・ by きよし

そう、このフレーズが最も適する活動、それがエコです。
『私一人がやることなんて・・・』
『こんな小さなことで・・・』
と思うと、これがそうでもないんですよ。

例えば日本人がみんなで一日一円ずつ節約したら、一日1億3千万ずつたまる。
なんてわかりやすい直接的な例えでしょう^^。
でも、そう考えると、ひとりひとりの力を結集するとすごいことができると思いませんか?

うちはゴミが多い家です。
なんとかしなければ!と思ってこの本を買いました。
モノ増やしとるやん!というツッコミにも笑顔で答えられるほど、この本はいい本でしたよ。
色んな分野で(たとえば、電器、水、食べ物、ゴミ、買い物など)書かれているので、自分でも明日から、いや今日から出来ることがありそうです。

なによりこのご家族が自然に、楽しくやっている姿勢が伝わって、『うちもいっちょやってみようかな』という気にさせてくれます。

さあ、みなさん、ご一緒に!
小さなことからコツコツと!
はじめましょう。

by ぢゅんた

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2008年4月19日 (土)

人生はシワにでる

オススメ本 No,0040 『恋する老人たち』
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恋する老人たち (Portrait Collection) Book 恋する老人たち (Portrait Collection)

販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

“あ~、生きるって楽しいことだったんだね・・・”
と思わせてくれる笑顔がいっぱいです。

“老人”って気がつくとなっているものなのかもしれないですね。
がむしゃらに生きているうちは自分の老いには気づかないものです。

ふっと人生を振りかえる余裕ができたとき
“あ~、楽しい人生だ”といえたら、こんな笑顔に、素敵なシワになれるのでしょうね。

赤ちゃんにははちきれるような生命力が
そして老人には溢れるような聡明さがあると、わたしは思います。

そんな老人になりたいな。
いやいやその前にまだまだやるべきことがありますね。
“老人への道は一日にして成らず”です(笑)。

by ぢゅんた



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2008年3月19日 (水)

知ってこその平和

オススメ本 No,0036 『夕凪の街 桜の国』
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夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する


この二日間、『東京大空襲』というドラマを見ました。

想像を絶する悲劇に、心が固まります。

でも思うんです。
わからないから、想像できないから、知らないふりをしていいのかと。
なかったことのように気づかないふりをしていいのかと。

日本人にとって本当に戦争は過去のことでしょうか。
たった数十年前にこれだけの悲劇が起きていることを“過去”とは言えない、そう思いました。

戦争当時の話を自分の目で見て、耳で聞ける機会が少なくなっている中、“あのときの想い”に触れることが出来る本が『夕凪の街 桜の国』です。
心静かに読んでみてください。
読み終わったときの思いを大切にしてください。
それが未来を作る一歩になります。

by ぢゅんた



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2008年3月14日 (金)

ホントウの強さ

オススメ本 No,0035 『弁護士のくず』
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弁護士のくず 1 (1) (ビッグコミックス) Book 弁護士のくず 1 (1) (ビッグコミックス)

著者:井浦 秀夫
販売元:小学館
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『いまのぢゅんたに必要なのはコレ!』と母に言われて読んだマンガです。
その頃わたしは過酷な入院生活の後、急激な体の変化に打ちのめされながら、なんとなく気持ちが沈んだ状態で日々過ごしていました。

主人公の九頭は型破りの弁護士。
だから同僚にも、依頼者にも、家族にも誤解され、トラブルが尽きない。
でもね~、“型”って何だろう?と思うんです、この人を見ていると。
しょせん人間が作ったルール、しかも一歩違う世界に入れば、そんな“型”は通用しなくなる。

だから“自分がルールでいいじゃん!人になんと思われようが自分が信じてるなら”っていう九頭弁護士の姿勢はとても力強く見えます。

わたしのジュエリーの師匠にも同じようなことを言われました。
『くわえタバコでエイちゃん(矢沢栄吉)を聴け!』って(笑)。
そのとき師匠は、昔、人の目を気にしすぎて病気が悪化し死んでしまった友人の話をしてくれました。
『だから君は死んだらダメ!すこし汚れてでも、図太く生きなさい、お願いだから』と、真剣に話してくれました。

そのとき初めて、本当の強さって何だろうと考えました。
いまのわたしがいるのは、このときの言葉があるからだと思っています。

世の中には多くの人が存在し、いろんな生き方があり、いろんな立場や状況で“真実”は変化するものだということを改めて教えてくれた本です。


by ぢゅんた


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2008年3月11日 (火)

与えられるもの

オススメ本 No,0033『いまを生きる言葉「森のイスキア」より』
        No,0034『初女さんからお母さんへ生命のメッセージ』
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いまを生きる言葉「森のイスキア」より Book いまを生きる言葉「森のイスキア」より

著者:佐藤 初女
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

初女さんからお母さんへ生命のメッセージ Book 初女さんからお母さんへ生命のメッセージ

著者:佐藤 初女
販売元:主婦の友社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ず~と前からお名前は知っていました。
でも近づくことが出来なかった。
そのあまりに美しい生き方が眩しすぎて・・・。

昨年、ある方からふいに初女さんの本がプレゼントされました。
なんだか“もうその時期だよ”と言われた気がして、有難く、読みました。

初女さんの言葉の中に『技術もお金もないけれど、こころなら尽きることなく差し出せる』という一文がありました。
言葉の中に光を見る・・・そんな経験でした。

『生命のメッセージ』はこれから母になる人、いま母である人には心強い味方になってくれるのではないでしょうか。
核家族で生活し子育てをするいまのライフスタイルの中で、そっと寄添い相談に乗ってくれるおばあちゃんのような本です。  

give and take という言葉があるけれど、初女さんの生き方はどこまでもgive and give。
与えて与えて、その先で人も自分も幸せにたどり着ける、その想いを実践している人です。

“こころなら尽きることなく与えられる”
忙しい毎日の中で、自分の生き方を中心に戻してくれる言葉です。

by ぢゅんた

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2007年3月23日 (金)

モノから目線

オススメ本 NO,0030 『もしも、モノが話したら。』
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もしも、モノが話したら。 Book もしも、モノが話したら。

著者:atelier GRIZOU
販売元:良品計画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

『上から目線』・・・、最近流行ってることばですね(そう?)。
わたしはよく言われます。
「いつも上から目線だよね、何様じゃ!」って。
これまでは「はい、ぢゅんた様です」って言っていました。
でも、やめます。
これからは上から目線じゃなく、『モノから目線』にします!

と、わたしを正しいヒトの道に戻してくれた本、それがこの本です。
出会いは本屋さん・・・ではなく、無印良品店でした。
無印のお店にある本、それがこの『もしも、モノが話したら。』です。

題名といい、本の薄さといい、手触りといい、絵のかわいらしさといい、手に取らずには要られなかった本です。
こんなアプローチで、環境問題を語られるとそれはそれは心に響きます。
企画者、グッジョブ!

もちろんお子さんにもわかりやすい本だけど、自分の生活を見直す上で、大人の方にぜひ読んでいただきたい一品です。

by ぢゅんた

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2007年3月12日 (月)

壁を壊す出会い

オススメ本 NO,0028 『幸福論』 
        NO,0029『風の谷のあの人と結婚する方法』
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幸福論 Book 幸福論

著者:須藤 元気
販売元:ネコパブリッシング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

風の谷のあの人と結婚する方法 Book 風の谷のあの人と結婚する方法

著者:須藤 元気
販売元:ベースボール・マガジン社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

格闘技・・・それは私の人生においてもっとも縁遠い世界です。
大学生のとき、教育実習である高校にいきました。わたしの担当の先生がボクシング部の顧問だったため、放課後、部活を見に行ったことがありました。
ボクシング自体、目の前で見るのは初めてだったので結構、ワクワクドキドキな気持ちで臨んだのですが、目の前で繰り広げられていたのはどうみても『ただのケンカ』!その様子にわたしは体も心もヒキまくり、早々に部室を後にしたのでした。

それ以来、格闘技も格闘家もわたしにとってアンドロメダ星雲ぐらい遠く離れた存在になりました。

しかし!昨年、テレビでこの人を見て、釘付けになりました。
それは須藤元気。
試合の様子ではなく、ダウンタウンDXに出演していた須藤氏の発する言葉に画面から目が離せなくなりました。一言一言がオモシロイ。笑えるような面白さと言うより、興味深いのです。
「あー、こんなときそういう表現するのか」とか「え?いま『言霊』って言った?」とか。

俄然、興味が湧き一気に読んだのがこの二冊です。
『真理を易しい言葉で伝える』というのがわたしのモットーで、『自分の分野で世界平和、地球を癒す』というのが目標なのですが、わたしの周りにはこの目標を遂行している先輩がいっぱいいます。
その中に格闘技の分野からも参戦か!とひとり盛り上がってしまいました。

須藤元気の存在は、わたしと格闘技界の間のベルリンの壁を壊してくれました。
(本を読んだらわかるギャグです!)

by ぢゅんた

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