オススメ本 NO,0015
『絵本のつくりかた1』『絵本のつくりかた2』
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絵が描ける人はめっちゃうらやましい!それだけで人生が何割増し楽しくなるだろうと思います。散歩の途中、道端のタンポポをスラスラと描けたら、好きな人の笑顔を描けたら、旅先の風景を絵に残せたらどれだけ人生が豊かになるかな~。
あるときは歌が上手に歌えたらどんだけ気持ちいいだろうと思うし、あるときは思いのたけを体で表現するダンサーになりたいなとも思います。
ようは無い物ねだりです。
いや、違う!無いと決め付けて一歩を踏み出せない小心者なだけです。
描いてみればいいじゃん!歌ってみればいいじゃん!躍ってみればいいじゃん!何を怖れてるの?何をためらってるの?何が恥ずかしいの?やってみようよ!思いのままに!
それが出来る人が“芸術家”なのだとわたしは思います。
人の評価は二の次、『自分が何をしたいのか』が心底わかっている人が表現者なのだと思います。
わたしがいまジュエリー作家の道を歩いているのも、『頭と心に描く“熱”のようなものを形にしたい』という強い思いからでした。病で体力が落ち、指に痛みがあって作業に力が入らないことがわかっていたのに、工房に通うことも不安がある状態だったのに、その想いだけで歩んできて、もう6年になろうとしています。才能があるか?と問われれば答えは出ませんが、想いはあるか?と言われれば、溢れるほどあるかもしれません。
この本は絵本作家として世に出ている方たちの言葉がいっぱい出てくるのですが、その中で絵本作家になるには何が必要かとの問いに『絵がうまいだけではなれない。才能があるだけでは。』という言葉がありました。才・能・が・あ・る・だ・け・で・は・・・う~ん、深い。才能というのは数ある要素の中の一面なのですね。要素の中で大事なのは縁かもしれないし、勇気かもしれないし、努力かもしれないし、環境かもしれない。
そしてその要素を突き詰める“想い”があれば、才能に光があたり表現者の道を歩けるのかもしれません。
この本、絵本のつくりかたというだけあって、各ページのレイアウトがとてつもなくおしゃれです。そして自分の中の表現する心をいやおうなく刺激されます。生活が単調な時間割になっているときや“何か”を求めているときに見てみてください。
by ぢゅんた
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