2009年3月 6日 (金)

空気感

オススメ本 No46 『かもめ食堂』
       No47 『わたしのマトカ』
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かもめ食堂 (幻冬舎文庫) Book かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

著者:群 ようこ
販売元:幻冬舎
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わたしのマトカ Book わたしのマトカ

著者:片桐 はいり
販売元:幻冬舎
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行ったことはないけど、そこに暮らす人たちの息遣いがわかりそうな場所ありませんか?
映画などでふっと出てきた景色になつかしさを感じることありませんか?
主人公が口にする食べ物の味や香りが、ありありと浮かぶこと、ないですか?

わたしにとってそんな映画が『かもめ食堂』でした。
映画自体、DVDで何度も観るのですが、2時間テレビの前に座る時間がいつもあるとは限らないですよね。
そんなとき手に届く範囲で自分のペースで浸ることができるのがこの2冊です。

“空気感”とでもいうのでしょうか?
自分の暮らしている実生活と本の中がところどころ重なり、心地よい空気に包まれる。
そんな感覚が味わえます。

ちょっと深呼吸がしたくなったとき、心の旅に出たくなったとき、オススメです。


by ぢゅんた

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2008年4月 2日 (水)

笑いたいあなたへ

オススメ本 No,0037 『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』
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ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫) Book ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)

著者:ナンシー関
販売元:角川書店
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どんなときも、笑顔になれば、元気になれる。
アントニオ猪木のようなフレーズですが、わたしはそう思っています。

で、うちの本棚には“確実に笑える本”というジャンルが存在し、時々、無性にその前に立って、にやにや、うきゃきゃっと笑っています。

この本はそのジャンルの王様クラス、殿堂入りといっても過言ではありません。
その威力は
①声を上げて笑うため肺活量が増える
②お腹がよじれるため、腹筋が鍛えられる
③涙がちょちょぎれるため、水分代謝になる
④いつのまにか自分の悩みが消えている

ざっとあげてもこのくらい。
以前、マタニティーブルーになっていた友人に、『何も出来ないけど・・・、せめてこれで笑って。』と手渡したら、次の日につき返されました。
『ぢゅんた!これ、妊婦には危険だって!!お腹よじれて赤ちゃん出てきちゃう~っ^^』と(爆)。

本を読むというより、スポーツを楽しむくらいの体力がいるので、職場に置いとく本には向きません(笑)。

注)わたしが持っているのはカタログハウスのグリーンの表紙のものですが、廃盤になっているのか、アフェリエイトが見つかりません。上記の文庫本でも内容は同じだと思われます。

by ぢゅんた

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2007年2月21日 (水)

ヤワラカアタマになる方法

オススメ本 No,0026 『スウェーデン式アイデア・ブック』
       No,0027 『スウェーデン式アイデア・ブック2』
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アイデア・ブック スウェーデン式 Book アイデア・ブック スウェーデン式

著者:フレドリック・ヘレーン
販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

アイデア・ブック2(トゥーボ) Book アイデア・ブック2(トゥーボ)

著者:フレドリック・へレーン,テオ・へレーン
販売元:ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

独創性、想像力、発想の転換、奇抜なアイデア・・・製作の仕事をやっていると欲してやまないのがこれらの才能です。仕事に限らず、日常においてもこの能力があると、毎日が100倍、1000倍楽しくなることまちがいなし!なのですが、どうも既成の概念に縛られてしまいがちです。
そんなとき、スッコーンっとアタマを軽くはたいてくれたのがこの本。この自由な発想は結局は教育によるものなのかな・・・なら日本教育から見直さなきゃな、せめて自分の子を育てるなら自由にと思うけど子どもがいないので、政治家にでもなって日本を変えるしかないかなと果てしなく空想してしまいました。

発想の転換・・・たとえばこんな例が書いてあります。
日本でも成人式のハタチの青年達のバカ騒ぎは毎年報道されますが、アメリカのある警察署では毎年春になると学生が羽目をはずして留置所に入ることになり、仕事に追われていたそうです。留置所にはいることがクールだという感覚になり、いっこうに仕事が減らない。で、この警察署は考えました。留置所に入ったものに食べさせるご飯をベービーフード(離乳食)にすることを!すると、留置所に入ることがクールな文化だった学生に衝撃が走ります。赤ちゃん扱いされるなんてたまらない!と事件が減ったそうです。

んー、グレイト!おしゃれな対処法だと思いませんか?日本の政治家にもこのくらいのセンスがあれば年金問題も、少子化問題も解決しそうです。

by ぢゅんた

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2007年1月25日 (木)

心豊かに・・・

オススメ本 NO,0023 『HAPPY NEWS』
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HAPPY NEWS Book HAPPY NEWS

著者:社団法人日本新聞協会+HAPPY NEWS実行委員会
販売元:マガジンハウス
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『最近、悲惨なニュースが多いよね』という言葉、もうそろそろわたしたちの手で終わりにしませんか?
新聞のどこを見ても、ニュースを聞いても、喜びで溢れているような世界にしようと本気で考えてみませんか?

この本は実際の新聞記事をかき集めている本です。しかも題名そのまま、ハッピーなニュースばかり。思わずふきだしてしまうものやほーっと心が温まるもの、そしてほろりと一粒涙が流れるような話です。

世の中には、日常には、人の数だけドラマがあります。毎朝読む新聞がこんな記事で溢れるものだったら、毎日が変わるような気がします。そしてこれからのニュースを作るのはわたし達です。ニュースは行動から生まれます。幸せを生む行動をしていきませんか。

by ぢゅんた

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2006年12月21日 (木)

創り出すチカラ♪

オススメ本 NO,0015
『絵本のつくりかた1』『絵本のつくりかた2』
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絵本のつくりかた〈1〉―あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語 Book 絵本のつくりかた〈1〉―あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語

著者:酒井 駒子,荒井 良二,あだち なみ,竹内 通雅,100%ORANGE
販売元:美術出版社
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絵本のつくりかた〈2〉―フランスのアーティスト10名が語る創作のすべて Book 絵本のつくりかた〈2〉―フランスのアーティスト10名が語る創作のすべて

著者:貴田 奈津子
販売元:美術出版社
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絵が描ける人はめっちゃうらやましい!それだけで人生が何割増し楽しくなるだろうと思います。散歩の途中、道端のタンポポをスラスラと描けたら、好きな人の笑顔を描けたら、旅先の風景を絵に残せたらどれだけ人生が豊かになるかな~。
あるときは歌が上手に歌えたらどんだけ気持ちいいだろうと思うし、あるときは思いのたけを体で表現するダンサーになりたいなとも思います。

ようは無い物ねだりです。
いや、違う!無いと決め付けて一歩を踏み出せない小心者なだけです。
描いてみればいいじゃん!歌ってみればいいじゃん!躍ってみればいいじゃん!何を怖れてるの?何をためらってるの?何が恥ずかしいの?やってみようよ!思いのままに!

それが出来る人が“芸術家”なのだとわたしは思います。
人の評価は二の次、『自分が何をしたいのか』が心底わかっている人が表現者なのだと思います。

わたしがいまジュエリー作家の道を歩いているのも、『頭と心に描く“熱”のようなものを形にしたい』という強い思いからでした。病で体力が落ち、指に痛みがあって作業に力が入らないことがわかっていたのに、工房に通うことも不安がある状態だったのに、その想いだけで歩んできて、もう6年になろうとしています。才能があるか?と問われれば答えは出ませんが、想いはあるか?と言われれば、溢れるほどあるかもしれません。

この本は絵本作家として世に出ている方たちの言葉がいっぱい出てくるのですが、その中で絵本作家になるには何が必要かとの問いに『絵がうまいだけではなれない。才能があるだけでは。』という言葉がありました。才・能・が・あ・る・だ・け・で・は・・・う~ん、深い。才能というのは数ある要素の中の一面なのですね。要素の中で大事なのは縁かもしれないし、勇気かもしれないし、努力かもしれないし、環境かもしれない。

そしてその要素を突き詰める“想い”があれば、才能に光があたり表現者の道を歩けるのかもしれません。

この本、絵本のつくりかたというだけあって、各ページのレイアウトがとてつもなくおしゃれです。そして自分の中の表現する心をいやおうなく刺激されます。生活が単調な時間割になっているときや“何か”を求めているときに見てみてください。

by ぢゅんた

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